昨年度のレポで申し訳ないが…
2021年11月27日(土)第3回目となるオープンキャンパスに親子で参加
2021年12月14日(火) 第一次推薦・専願入試にチャレンジ!
この学校に興味を持って、次年度受験してみようかという中学生やその御家族の参考になれば嬉しい。
学校法人下関学院 立修館高等専修学校HP http://www.shimonosekigakuin.ac.jp/s_risshukan/index.html
これまでのオープンキャンパスはこちら↓
2021年11月27日(土)第3回目 オープンキャンパス
- 9:00 ~ 受付開始
「初回組」「2回目組」「3回目組」の3会場に分けて案内される。
ウチら「3回目組」 会場にはは学生50名位とその親。
男女半々くらい?第1回目から参加しているせいか皆の緊張感 × 熱気が伝わる。

- 9:30 ~ 開会挨拶
理事長挨拶。3会場に分かれるためリモートにて挨拶。在校生各学科3名によるスピーチもリモートで。
前回同様みんな上手いこと喋るなあと感心したが、リモートの為リアルな空気を感じられず残念。
3会場に別れてるから仕方ないっか。
- 9:50 ~ 個人面談
前回と同様に2グループに分かれる。
Ⓒグループ:個人面談→体験授業 or
Ⓓグループ:体験授業→個人面談
ウチらはⒸグループ。待ち時間の間にアンケート記入をムスメ本人にさせる。
名前を呼ばれて面談室へ移動。面談時間は1組2分。面談職員は1名。
「来月の推薦募集に是非とも出願して頂きたい」と後押しされ、割引パスポートをゲット。これで計3枚収集。

- 10:10 ~ 体験授業
今回は「福祉科」を予約しており専用の教室へ移動。3つの科の中では比較的建物が新しい。
生徒7名+講師2名。1時間弱の短時間で巻き巻きの授業だったが、講師の先生は手慣れた感じでフレンドリーに進めていく。
車イスの扱いについて恐る恐る触れながらあっという間に終了。
- 11:00 ~ 各自解散
2回目の時と同様の時間に終了。ムスメはやっぱり緊張したのか「早く帰りたい」とシオらしいw。
もう来月の募集について考えなければならんので、「ここを第一本命にする?」と再度聞いて念押し。
ムスメは「はあ」と元気ない返事だったが、来月の試験に向けて親子でチャレンジだ。

しかしなあ。
そのためにやることが…「 山 積 み 」↓ だったw。
まずは校内推薦を突破必須
3回目OPから週明けの月曜日11月29日。放課後に担任の先生と面談。
ムスメはこの学校の「経理情報科」がとにかく気に入っている。
体験授業でパソコンの面白さを知り、ここでより深く学びたいそうだ。
親である自分も、ムスメにとってはここが一択かなと考えている。
第一次推薦・専願試験は2021年12月14日。試験科目は「書類選考」「面接」。
願書受付期間は12月1日~12月13日正午までなので、正直時間が殆どない。
推薦募集に出願するためには、前段階として在籍する学校の推薦会議を経て 学 校 長 推 薦が必要だ。

この辺、ウチら親子共々簡単に考えていたが大間違い…。
ありとあらゆる書類に記入・捺印の嵐で頭がこんがらがる。担任の先生も然り。
そして主役であるムスメ。ありとあらゆる書類に「自分」について客観的に書かねばならず苦戦の嵐。
志望の動機、中学生活で頑張ったこと、自己PR…。
履歴書なんか書いたことのない未成年で中学生ともなると、これは難易度が高いだろう。
なので、母である自分が ゴーストライター サポーターとして 下書きを一緒に考案。

締め切りに間に合わせる為深夜まで頑張る日々が続き、おそらく生まれて初めて四苦八苦しただろう。
内容も勿論だが、パッと見て丁寧な文字・見易いレイアウトも要求される。
担任の先生に添削を受ける→やり直しのパターンを幾度となく繰り返す。
学校の休憩時間も返上して黙々と記入欄を埋める作業が続き、精神的にもギリギリだったようだ。
自分のすぐそばで他生徒が楽しそうに談笑しているのを目の当たりにした日には…キツかっただろーなw
オメーラ、ブッ〇ス!!!!!…ッテイッタカドーカシランケドw

そして、なんとか校内推薦を通過する。でもこれはほんの序章に過ぎんかった…。
出願準備!!!添付書類の嵐が…
この学校を出願するにあたって↓
- 入学願書
- 調査書(出身校で作成)
- 受験料¥20,000
- 推薦書
- 特待生申込書

③受験料2マソは地味に痛かった。私学だから仕方ないが…。
ちなみに学校で配布された募集要項冊子を読むと、山口県内では…
公立高・全日制¥2,200 公立高・定時制¥700 国立高専¥16,500 私立高は各校に依る。
⑤特待生申込書、これが一番難航した。これを申請することによって割引も適用され、何よりも大いに自己PRできるので一般募集よりも有利なんだけど…
上記画像の通り、びっしり8行ある。“お題目”としてこう書かれてある↓
特待生を希望する理由や自分の長所、特技(スポーツ・資格等)、クラブ活動、ボランティア活動等について具体的に記入して下さい。また、本校への志望動機や入学後にやりたいこと等があれば記入して下さい。(本人記入)
なんか、具体的なのか抽象的なのかどっちとも取れるお題目だ。
しかし迷っている時間はないので、母である自分は ゴーストライター サポーターとして手助けするしかない。
あくまでも!!…サポーター…としてだ…

現役JCが書く文章なんだから、大人目線で考えちゃいかんので意外と難しい。
話は逸れるが。
昭和末期の頃、当時の人気アイドルの「フォト&エッセイ集」というのが流行っていた。
半分以上がフォトでエッセイは申し訳程度に掲載w。
「今日は久しぶりのオフ!一人でふらっと海を見に行ってきちゃった♡」みたいな、今でいうインスタっぽい内容が殆どだった。

この「~しちゃった♡」な文章はプロの ゴーストライター 外注エディトリアルスタッフの力業である。
超多忙な人気アイドルが文章書く時間なんてあるわけないので、外注エディターがアイドル〇〇ちゃんになりきって書くわけだ。
閑話休題。受験生母である自分もニワカの ゴーストライター 外注エディターになりきり、下書きを考案する。
それと、公的な文書になるので鉛筆書きはNGである。全文ボールペン。もちろん本人が書かねばならない。
いくら下書きがあっても未成年の中学生にそれはハード過ぎるよなあ。
ラストセンテンスで「あ!!!!」と一文字間違えたら、容赦なく全文やり直し。
まるで賽の河原で積んだ小石を、鬼にクラッシュされる幼子だ。

そんなこんなで地味な作業が完了し、先生数人に添削してもらい、ようやく出願OKとなる。
ハア。
出願手続きは学校に代行して頂き、本番まで全力待機だ。
2021年12月14日 (火) 推薦入試
- 午前中は学校に登校
本番の2021年12月14日はド平日の火曜日。中学校の方は公欠扱いになるので、登校してもしなくても可。
現地の面接時間は午後2時~だったので、どうするかは本人に決めさせたら、午前中のみ出席すると言う。
家に居ても落ち着かない。そりゃそうだ。
余計なことを考えずに済んだので良い判断だったと思う。
給食は食べずに早退し、自宅で一息入れる。本人は「髪の毛キレイに結び直したい」との事。

- 午後2時前、現地到着
自宅から現地学校までは車で約20分。午後1時過ぎに出発して難なく現地到着。
ただ、駐車場がめちゃくちゃ混んでたので、本人のみ下車させて一人でに受付に行かせる。
「別にイイけどぉ」。以前のムスメなら「ヤーダ!」と固まる場面だったが。
大事なパスポート3枚持って、一人でてくてく建物へ入って行った。
想定外だったが、オープンキャンパスで3回は来た場所なので、一人で行かせたことに抵抗はなかったようだ。
しかし。こんなに混んでるってことは…。かなりの受験数なんだろうか?

車をなんとか駐車させ、2時ぴったりに会場控室に入室。ムスメと控室で合流して一緒に待機。
- 順番まで待機 in 控室
パスポート3枚は受付終了時に回収してもらったようだ。
控室には保護者(母)+受験生のチームが面接の順番に応じて、入れ替わり立ち代わりだった。
受験生単独で来ている生徒も居たようだ。いずれにせよ空気が重たい。
ムスメの受験番号は40番代だったが、その後にも10人くらいは居たと思う。
てことは、今回受験する「情報処理科」は定員15~20名と聞いてるので、完全に定員オーバーの可能性大…。
待機中も案内文が配布されてて↓
本日の推薦・専願入試については、各学科とも定員を上回る出願の為、受験生は第2・第3希望の学科を各自想定されておいて下さい。面接時に質問させて頂きます。特に「経理情報科」はかなりの出願数があった為ご理解のほどお願い申し上げます。
といった内容が告知され、ムスメは完全に白目になってた。
そうこうするうちに名前が呼ばれ、本人のみ別室へ移動。去っていく背中に 念 力 を送っておいた。
- 面接本番終了…\(^o^)/オワタ
面接終了し、戻ってきたムスメの開口一番w↑。
控室担当職員の方に促され退室。帰る頃には3時前後となっていた。濃い1時間だった。
玄関でこれから面接とおぼしき親子と邂逅する。いったい何人の出願数だったんだろう?

「絶対無理やんw」帰りの車の中でムスメは言う。
自分が一番心配していたのは、面接中に本人が緊張のあまり固まって喋れなくなることだ。
幸いそれはなかったよとの事。でも数学の成績を指摘されてちょっと詰んだそうだ。仕方ネーヨ。
それでも「生活態度はマジメですね」とホメられたそうだ。一番PRできるエレメンツw。
しかしながら、手応えは殆どなかったようで「落ーちーる―」としか言わない。
ムスメの生まれて初めての「お受験」はあっけなく終了した。
発表 ~ ムスメ、岐路に立つ ~
それから、まんじりもとしない日々を送ることとなる。
結果を待つしんどさは本人にしか分からないし、母親である自分も代わってやることは出来ない。
学校からは数日後に自宅へ通知が届くとのことだ。数日後って…???
本人はダメならダメで早く教えてくれーっという願いでいっぱいだったと思う。
確かにそう。次のステップへ移るなら少しでも早い方がいい。
単純計算で情報処理科20名の定員に対し、およそ50名の出願(だったと思う)。
だとすれば 2.5 倍!
地元全日制高校の人気学科でも2.0倍超えは数えるほどだ。こりゃ厳しいかもなーと、みんな思った。

万が一今回ダメでも、定員に達してなければ他学科の2次募集が1月にある。
でもまた定員オーバーで見込み薄だったら、別の方向にシフトチェンジした方がいいんだろうかとも考えてみた。
幸い、全日制・定時制高校の一般募集はほとんどが年明けからだ。学校に依っては定員割れしている学科も有るのなら…。
本人の希望に近い学科は殆どないだろうが、ぜいたくは言ってられんし。うーんどうしよう…。
それから、試験日より約一週間後。
12月20日付通知がようやく自宅に到着する。
自分は丁度バイト先から帰宅する途中だったので、開封の瞬間は見られず残念だった。

見事、合 格!!!おめでと~🎊待った甲斐があったよ☆
しかし、親は忙しい。喜んだのも束の間 ↓
- 入学金振込 (10万円より校長推薦免除額・パスポート免除額を差し引いた金額)通知到着後10日以内
- 保護者の課税証明書 2022年1月7日迄に学校事務局へ送付
師走のドタバタと相まって落ち着かない12月だったが、嬉しいことには変わりない!

感情に波のあるムスメは小学生時代から遅刻早退欠席が多く、自己肯定感が低かった。
しかし、今回の合格で何らかの自信をゲット出来たに違いない。
自分自身の力と努力でそれを引き寄せたとも言える。偉いじゃないかw。
本人の頑張りも勿論だったが、先生方のサポートもとても大きかったので感謝しかない。
それと、ムスメの中学校からは本人ただ一人の出願だったので、ライバルもなく幸いだった。
以前別章で以下のことを記したが、現実となったわけだw。
【2回目】山口県下関市の立修館高等専修学校オープンキャンパスに行ってきた “希望的観測だが、こちらの学校の第一次推薦募集が12月なので、もしそれに受かれば安らかな年末年始を迎えられる。家族もろとも穏やかな年越しを願う。”
お蔭さまで親子共々ゆるーい冬休みを送らせてもらったw。

ただし、他の生徒さんのほとんどが3学期から本格的に修羅場突入するので、浮かれないように釘を刺しといた。
でないと「 テメー、ブッ〇ス!!!!! 」と言われかねんしなw。シランケド~
今後の募集要項について(2022年1月1日現在)
下記の通りパンフレットと共に記載されているが、第一次募集で出願が殺到していた様なので予定を待たずに受付締切も想定される。

今からでも目指してみよーか?という受験生は…
正直厳しいと思われるので、今すぐ担任の先生に面談GO!二次推薦・専願募集までなら、もしかしたら受付出来るかもしれない。
中学卒業済または高校中退で現在フリーの方は…
ひとまずこの学校に問い合わせしてみよう。先ずは聞いてみないとわからない。
この学校を目指したい方へ
次年度にこの学校を目指したいのなら。もう何も迷わず目指しちゃった方がいい。
おそらく次年度も殺到することは想像に難くない。
人気が出たからと言って今の所定員を増やす方向には行かないらしい。
あくまでもクラス20人以下の少人数授業をベースに、人間関係苦手な生徒さんでも安心して通える学校、というのを特色としてこれからも続けていくそうだ。

その辺はとても良心的かなあと思っている。将来的にどうなるかは未知数だが…。
目指して頂きたい方へのポイント↓
- オープンキャンパスには全日程参加必須。特に第1回目は重要。他の日程があるからその時参加すればいいやという考えではすでに遅い。
- 推薦・専願募集での出願必須。定員数の少ない学校なのでより早い出願が有利。OPでも奨励される。
- 成績・出席状況も大切なポイントだが、日常の生活態度を重要視?している様な印象。ムスメ、5科目は
壊滅的平均以下だったが、当番や係の仕事・ちょっとした雑用・学校行事はマジメに取り組んでたので、その辺は評価して頂けたかと思う。 - 集まる生徒は個性的なキャラクターが多いように思われる。逆に皆と同じがいい、普通が一番!という方には向かないかもしれない。(ムスメは人間関係苦手)
- 中学の出席状況が今ひとつでも、この学校でイチからやり直したい!リスタートしたい!という思いを全面にPR。
さいごに!!老いも若きも将来は現在進行形
ひと昔前のイメージだと非常にマイナーな学校だったかもしれない(失礼!)。
また、私学ゆえ授業料が高額なため選択肢に入れられなかったかもしれない。
しかし令和の今。
戦前の和裁学校が時代を経て、洋裁・福祉・パソコン関連等をも学習できる学校に進化したわけだ。
令和2年度より条件付ではあるが、私学授業料も無償となりあらゆる選択肢が増えたのだ。
また、コロナ禍の影響で「在宅授業」も当たり前になったせいか、通信制高校もメジャーに成長した昨今。

「どんな学校」で「どんな学び方」をするのか選択肢は悩ましいほどに多い。
自分が受験生だった頃とは雲泥の差。非常に羨ましい…。
ただし選択肢が多い故、未熟な子供たち任せには出来ない。
大人は手綱をゆるめつつ、目を光らせるのは今も昔も変わらないなあ。
それはさておき。
3学期は受験生とその家族にとって、今風に言えばセンシティブなシーズン。

合格に向けて頑張って頂きたいが、皆が皆思い通りの結果を得られるわけでもない。
願いが叶わなかった人は、ショックで哀しみのどん底に落ちてしまうかもしれない。
でもなあ。それも人生の通過点にしか過ぎない。合格・不合格はゴールじゃなく、あくまで通過点の一つだ。
今の自分が人生折り返し地点を通過したから言えることだ。
学生を卒業して、何を目指すかどんな大人になるかは人それぞれだし、令和の今なんか若くしてFIRE(経済的自立と早期退職)する人もいる。
自分の子供には好きな道を目指してほしいが、経済的精神的に無理のない範囲で生きていってほしい。

10代でも50代でも人生はいつだって「現在進行形」なんだよって伝えたい。
国語の授業で習う「諸行無常」「しかも元の水にあらず」は奥が深かったんだなあw。
キャンパスライフを夢見てGo for it !!
【 Amazon プライムビデオ 】
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