【1回目】山口県下関市の立修館高等専修学校オープンキャンパスに行ってきた

教育

2021年7月10日(土)AM9:30~ほぼ3時間の日程で中3の子供を連れて行ってきました。興味ある方に読んで頂ければ幸いです。

学校法人下関学院 立修館高等専修学校HP http://www.shimonosekigakuin.ac.jp/s_risshukan/index.html

いろんな事が体験できる!少人数制学校(立修館高等専修学校)

高等専修学校とは?

文部科学省HPにはこう記されている。

「高等専修学校は、昭和51年に新しい学校制度としてつくられた専修学校のうち、中学卒業者を対象とした課程です。社会に出てすぐに役立つ実践的な職業教育を行い、いろいろな分野でスペシャリストを養成しています。高等学校と並ぶ正規の後期中等教育機関として、高等学校の枠に収まらない多様な教育を行っています」

自分は公立高校普通科出身なので正直よくわからないという認識だ。高専?職業訓練校?中学卒業したら誰でも入学できるのか?高校との違いって?大学進学は可能なのか…平成から令和に移り変わった昨今、こういった「高等専修学校」がじわじわと脚光を浴びている。様々な事情を持つ子供達にとって将来性を望める選択肢。子供の通う中学校に上記学校のオープンキャンパス案内募集が寄せられたので、どんなものかと親子で参加してみた。

タイムスケジュール

  • 9:00 ~ 受付開始

小月(おづき)住宅地の細い道を車で恐る恐る進んだがあっさり到着。駐車場はかなり奥まで進まないと分からなかった。時間ジャストに伺ったけどかなりの方が早目に受付を済ませてた様(参加生徒50~60名?)。校舎2階の視聴覚教室?で参加者一同待機。出入口でパックジュースと袋詰めお菓子を頂く。なかなかのおもてなし。さすが私学だなあ。うちの子は緊張してすでにフリーズ(苦笑)      

  • 9:30 ~ スタート 

PV風のスライド上映・学校長挨拶・在校生スピーチ・パワーポイントによる学校説明など滞りなく進む。ただしクラブ活動紹介の一環で大正琴部の演奏は取り止めとの事。前日の大雨で休校になり準備が間に合わなかったそう。残念。

  • 10:50 ~ 体験授業 (事前申し込み済)

高等科(ファッション・きもの)、経理情報科、福祉科の3コースに分かれて各教室にて40分くらいの体験授業。子供は経理情報科を申し込んでおり、別校舎2階のパソコンルームに移動。講師は若くて可愛い女性とアシスタント3名(在校生2+卒業生1名)。デスクトップPCに予め用意してあるファイルを使って簡単な作業をする。家にはノートPCしかないので大画面のデスクトップPCに興味津々だ。やっぱり大画面はいいなあ。作業をこなすうちに緊張もほぐれてきた様だ。あっという間に体験終了。元の視聴覚室に戻って待機。

  • 11:50 ~ 終了挨拶(このあとに 個人面談)

個人面談は一人5分程度とのこと。各科毎に分かれて面談する様だ。今回申し込んだ経理情報科はかなり多いようで、呼ばれるまで40分位待機。アンケートを面談時に回収するからその間に急いで記入。名前・学校・今日の感想・何が一番良かったか等。子供は疲れたのかぼーっとしている。

  • 12:30 ~ 個人面談

やっと順番がきて男性2名(理事長先生?と教頭先生?) × ウチら親子で面談開始。予め用意した質問をしてみる。うちの子は内気でコミュ障だけど馴染めるかどうか…と。こういった質問は慣れているようでメンタルクリニックの通院歴や服薬有無を聞かれる。あっという間に面談終了。アンケートを提出して解散。本日は大変お世話になりました。

おおざっぱな感想とか

  • 雰囲気

思ってた以上に参加者が多かったので意外。せいぜい20~30人位かと思ってたので、実際はその倍!男女比率は半々?若干女子が多かった様な…。又私服の方で10代後半ぽい方も居たと思う。学校説明では在校生の半数以上が不登校経験者とのこと。その場にいた参加生徒さん達も何人かはそうなんだろう。ウチの子も波のある時期が不定期なので毎日が様子見だ。保護者の方々の年齢層もかなり幅広く感じた。30代後半ぽい方~50代後半(だと思う)と様々。なかには父母弟妹ファミリー総出の参加者もw。ま、大半は母+子の二人ペアがほとんど。雰囲気的には参観日と文化祭の中間?ぽかった。終始和やかな空気だった。上の子(今高2)の時は公立を2校見学したけど、それと比較すると私学の専修校はいい意味でビジネスライク。その辺は好き嫌いが別れるかもしれない。

  • 学校説明は熱かった

パワーポイントを使っての学校説明が小一時間くらい。配布パンフレットを見ながら嚙み砕いた話をして頂いたが…縦長の教室のため最後尾の席の方々は見え辛かったのではないかと思う。加えてディスプレイ画面が小さく色味もイマイチだったので、視力の良くない方はかなりキツかったのではないかな。でもその分をカバーするかの如く熱く語っておられたw。一昨年までは定員割れだったのが、去年度は定員オーバー(倍率3倍!)したとの事。おそらく去年度から文科省の「高等学校就学支援金」が私学にまで枠が広がったことも後押しに有るんだろうけど、様々な事情を抱えた子達に門戸を広げてきたこれまでの実績が人気に繋がったんだろう。時代に応えた学校づくりを目指したい!とそんな熱い思いが伝わってきた。さすが私学。プレゼンなかなかに面白かったと思う。

  • 特典は有効活用できる?

個人面談終了後に、当日参加者限定特典の「PASSPORT」を頂く。ハガキサイズの手作り感あふれるカード。1枚につき入学金1万円分の割引券になるとのこと。オープンキャンパスはあと3回予定していて、その都度参加ごとに獲得出来れば最大4枚(割引4万円)使えるそう。これも私学ならではだ。保護者にとっては非常に有難いシステムだ。あと学校推薦、特待生制度を利用すれば最大18万円までの減額が可能だそう。割引に減額。学費負担が公立高校により近付いたということだろう。本当に有難い × 有難い。

  • 親の感想と子の感想、その温度差

自分の感想は前述の通り、まずまずの印象。オープンキャンパスはあと他2校予定しており、それらと比較してみないとナントモだが、自宅から一番通いやすいので第一候補になればいいなと考えている。じゃあ子供は?これが何も考えてない(怒)「まあまあ面白かった」のが唯一の感想らしい…。ただ意外なことに他校の生徒の観察はしていたようで、あんな子が居たこんな子が居たと話してくれた。私は全く気にかけておらず感心するやら呆れるやら。でも子の立場になればもしかしたら同級生になるかもしれない面々だ。そりゃ興味津々になるわな。

  • 親の思惑は果てしなく続く

今年度も定員オーバーの志願者があった場合、どういう基準で合格者を選ぶのかが懸念事項だ。こう言っては申し訳ないが、今までは選ばれる立場だったこちらの学校、逆転して選ぶ側にシフトチェンジしたわけだ。時代のニーズにドハマりして今後もこの傾向は続くどころか、こういった専修学校が主流の一つになるかもしれない。高卒と同等資格が得られるのなら、全日制高校となんら遜色もない。おまけに下関市立大学の推薦枠8名まで可能との事。しかも学費は実質無償。倍率が高くなると生徒も厳選され質も上がるだろう。人間関係で散々悩んできた子にとっては願ってもない環境。あとは流れに任せるしかない。親って毎日が悩ましい。

今後の立修館オープンキャンパス

  • 【 2 回 目 】2021年 8月22日(日)
  • 【 3 回 目 】2021年11月27日(土)
  • 【 4 回 目 】2022年 2月12日(土)

コロナ禍により、今後も予定が急変するかもしれません。その都度ご確認下さい。

学校法人下関学院 立修館高等専修学校HP http://www.shimonosekigakuin.ac.jp/s_risshukan/index.html

( 追 記 8/25 )2回目8月22日に参加 ↓

( 追 記 1/09 )3回目11月27日に参加・12月14日推薦入試に挑戦 ↓

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